【Gain switching or Q-switching?】
 パルスレーザーの技術には Gainswitching と Q-switching の 2 種類があります。レーザーの特性を決めるものは、利得と損失ですから、そのいずれを制御するのが、パルスレーザーに特長を与えるのでしょうか。コヒーレントな光という意味では CW レーザーがレーザーの基本的な特長を満たしています。それを単に時間的に区切ってパルス化しても、パルスへのエネルギー集中が起こらなければ、ほとんど意味のないパルス化技術と言えます。レーザー技術において、励起パルスや電流パルスによる利得スイッチは反転分布の高密度化を意味しないので、スイッチングによってピークパワーが上がるわけではありません。短寿命のエキシマレーザーでは強力なパルスが発生しますが、それは強力な放電励起の定常動作にすぎません。また励起エネルギーの蓄積効果がない半導体レーザーでは電流値に応じたパルス出力が出ているだけです。

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