【電子的超精密周波数制御 1971 年】
AOM 技術はその後、高ピークパルスを発生する方向ではなく、ドプラーシフトを光に載せ替えて、周波数を精密に制御する技術に応用されるようになりました。ここに示す論文の著者は S. Harris, T. Hansch ら大物であることに注意する必要がある。(S.Harris は Laser without inversion、T.Hansch は水素原子の超精密分光や光コムで有名なスタンフォード大学の同僚教授、T.Hansch は後にドイツに戻り、Max PlanckInstitute に)それまで波長可変技術は回折格子やエタロンなどの分散素子を機械的に回転させて波長調整をしていたが、それでは彼らが要求するような超精密、周波数制御には足りなかったことを反映しています。精密制御には電子的な制御が絶対的に必要だと考えたことが分ります。
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