【回転ミラーからから回転プリズムへ 】
さらに高速のスイッチを開発するには、回転数を上げることが早道です。回転ミラーの回転数に限界を与えている原因は空気抵抗が大きく、回転バランスが悪いことです。回転数を上げるには,回転ミラーより回転プリズムにした方が空気抵抗とバランスが改善されるので、回転ミラーは回転プリズムに変わりました。また、ポリゴンミラーの利用も試されましたが、フラッシュランプの発光時間(600ms)や Nd3+の上順位寿命(300ms)より短いパルス間隔にすると、Q スイッチ効果が起こりません。学生時代には自分で工作した円形テーブルに直角プリズムを貼り付けていましたが、大型ガラスロッドのために少し大型(3cm 角)のプリズムを用いた場合、高速回転をさせるとチャックに挟んだアルミニウムの軸(直径 4mm 程度)が振動のために折れ曲がるという経験もしました。自動車のホイールバランスが悪いのと同じ現象でした。日本電子に入射したとき、企業ではきちんとバランス機械で調整をしていてスムースな回転を保証していました。
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