【オーバーコート保護膜の必要性】
 いくら良い光学ミラーを作っても定期的な洗浄なしには性能を維持できません。レーザーを動作させていると、ほこりがつくこともあれば、空気中に存在する有機分子が表面に単分子層を形成することもあります。実際、東京などでは排気ガスの影響を逃れることができません。私が米国のPMS社と共同開発したPPM損失ミラーを、重力波研究グループである東大物理や東工大の研究室に送って超高安定化レーザーの研究を平行していたときも、結果として、本来の性能を発揮できたのは、外気を遮断したクリーンな環境を維持した電通大だけでした。東大、東工大のような普通の大学の研究室環境ではミラー損失が増えて、同じ結果が出せませんでした。環境が悪くても洗浄技術があれば使えたはずですが、PMS社から教えられたスピナー洗浄ができたのは電通大だけだったということも影響しました。それほど、ミラーのクリーニングは重要だったのです。

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