【光学薄膜の発端は無反射膜】

 光学薄膜の発端はレンズの表面反射を抑えるための無反射コーティングだといわれています。天文学用の望遠鏡などでは、解像度を上げるには口径を拡大することで、集光力を上げるという手法がとられましたし、大型屈折望遠鏡のレンズは1mサイズに達していましたので、そんな大口径レンズに無反射膜を付けようという考えは生まれませんでした。
 日本の光学技術が進歩したのは明治から昭和初期といわれていて、顕微鏡や双眼鏡などの光学収差を低減させるためにレンズ枚数が増加していきました。光学ガラスは片面で4%、1枚のレンズは両面の反射で8%の反射光が発生して、光量が損失します。レンズ枚数が4-5枚もあれば光量が半減してしまいます。これが大問題でした。

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