【光音響法は基板の多光子吸収まで測定可能にした。】
高感度な吸収計測法である光音響法でミラー基板の吸収を測定すると、以下のように多光子吸収も測定することができます。このグラフでは、横軸はピークパワー強度 GW/cm2 を示し、縦軸は PAS 信号を対数表示しているので、傾き1が 1 光子吸収、傾き 2 が 2 光子吸収、さらに傾き3が 3 光子吸収となります。248nm の波長域では、SiO2 の吸収端は 170-180nm、フッ化物結晶である CaF2 や MgF2 の吸収端は 124nm、110nm となって、バンド端とのエネルギー差に応じて、多光子吸収でないとレーザー光を吸収できない変曲点が計測できます。
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