【KrF レーザー用高耐力誘電体多層膜の開発の歴史】
 これからは筆者が関係した KrF レーザー用高 耐力ミラーの開発について述べてみます。1981 年、電通大レーザー研の助教授に就任した筆者は、研究センターの設立者である宅間宏先生からこの研究センターは電子ビーム励起 KrF レーザーを核融合用ドライバーとして開発することを目的に設立した。この研究は君に任せるよ、と全面委託された。それまでやったこともない相対論的大電流電子ビームの発生からエキシマレーザーのキネティックス、レーザープラズマ実験までのすべてを任されたが、その中の大事なテーマに高耐力ミラーの開発もあった。というのは当時の日本では 248nm という短波長紫外線レーザー用のミラー開発の経験はほとんどなく、82 年当時の国産ミラーのレーザー損傷強度は図にあるように

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