まとめ
高出力ファイバーレーザーの歴史と展望といいながら、筆者自身の研究展開を中心に述べてきました。個別に述べてきたように、このファイバーレーザーの研究は決してはじめから戦略的にプログラムを作って進んできたものではありません。ある意味で行き当たりばったり、ハプニングの連続として発展してきたものです。しかし、こうして振り返ってみると、ずいぶん調子がよく、よく準備されて研究が進んできたように見えます。それは科学や物理、技術そのものの中にある論理性が表面化したものです。特に意識しなくても素直に研究対象が求めるところを解明し、それに対処していけば、十分計画を練った研究のように見えるものです。むしろ、まだ理解もできない問題に、先に計画を作って研究をしようとすると、出来上がったときには、むしろ時代遅れになっていることも多いでしょう。柔軟な態度で、自分を変えていく姿勢が大事です。
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