レーザー発振器と多ビーム出力レーザーはどう違う
同じシンポジウムで多ビーム出力レーザーの意味を考察した。通常のレーザーは2枚のミラーの間を往復しながら、出力鏡から内部のレーザーパワーの一部を外部に出力し、反射光を再度、増幅媒質に戻し、反対側の全反射鏡を使って2パス増幅しながら、出力パワーを補充している。それを時間軸で展開したものが図中右である。一方、最初の出力ビームの一部を空間的に離れた別の増幅媒質で増幅して、またその一部を別の増幅器に入射、増幅すれば、増幅で獲得したパワーを外部に出力しながら、系全体としては定常状態を形成することができる。左端に全反射鏡をおいて、2パス増幅にすれば、レーザー発振器とまったく同じだということが理解できるだろう。右の場合はレーザー光の往復は時間と空間軸が同時に変化している。
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