【Adaptive Optics の医療分野への応用】
米国の Center for Adaptive Optics として重視しているものに医療応用分野もあります。この図は CAO が示したものですが、ここでは眼底検査の分解能が上がって検査の精度が上がるとされています。これについては、面白い逆の AO 研究があります。人間の眼のレンズや眼球による波面歪みを AO で補正するとどうなるか、ということは、1997 年 6 月に Workshop on Adaptive Optics に参加した時、ロチェスター大学光学研究所の David Williams 教授の研究で、人間の眼の収差を補正すると視細胞が完全に分解されるようになった。一方、その逆に AO で収差を補正すると、色がおかしくなるという発表だった。完全な波面補正をすると、外部から入ってくる光を色を感じない桿体だけに集中することもあるし、
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