【改めてアダプティブ光学について】
 改めてを考えると、アダプティブ光学には 2 種類があることが分かります。NIF などに用いられるアダプティブ光学は、一定時間毎に波面計測をして、ゆっくりと光学補正をする方式です。これは固体レーザーの温度変化に起因する波面歪みに対応するものであるし、よく考えると、可変焦点老眼鏡のようなものも含まれます。
 もう一つは連続的に変化し続ける不均一な媒質に瞬時的に対応する方式で、大気の擾乱を補正するミサイル邀撃システムやレーザーガイド星システムに相当します。このとき、瞬時的とは光学擾乱の時定数より短いという意味で、高速波面計測+波面補正や SBS を使った位相共役システムが必要となります。

無料ユーザー登録

続きを読むにはユーザー登録が必要です。
登録することで3000以上ある記事全てを無料でご覧頂けます。
ログインパスワードをメールにてお送りします。 間違ったメールアドレスで登録された場合は、改めてご登録していただくかお問い合わせフォームよりお問い合わせください。

既存ユーザのログイン
   
新規ユーザー登録
*必須項目