【TEA CO2 レーザーの始まりの記憶】
 CO2 レーザーの高出力化で TEA 放電という画期的な技術が開発されました。これは大気圧で放電させて気体レーザーを高出力化させる技術です。ちょうど筆者が大学院の時代、1970 年に Appl. Phys. Lett.に図のような論文が出ました。
 当時、カナダのレーザー研究レベルはNRC を代表として非常に高く、その中からTEA CO2 レーザーが生まれました。ちょうど大学院学生だった筆者はその衝撃を良く覚えています。Appl. Phys. Lett.の論文に掲載されていた情報は装置図が 1 つ、後は図に示した説明文だけで、放電回路の詳細はなく,放電の立ち上がり時間も報告されていません。この図から想像するしかなく、

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