【巨大レーザー開発とアダプティブ光学】
 ここでアダプティブ光学を発展させた一つの要因である巨大レーザー開発について語ろうと思います。レーガン大統領が旧ソ連を崩壊させるために利用した SID 戦略防衛構想では、メガワット級の巨大レーザー
開発が進められました。敵の大陸間弾道弾を打ち落とすための巨大レーザーをボーイング747に搭載して米国上空を飛行させ、ミサイルを撃墜するためのレーザー兵器の開発でした。そのために米国は化学レーザー、ソ連は CO2 レーザーを開発し、どちらも出力はメガワットを超えていました。
 皆さんの目からすれば、巨大レーザーはなぜ化学レーザー、CO2 レーザーと揃ってガスレーザーなのでしょう。最近の間隔では気体レーザーは装置が巨大で、産業応用ですら固体レーザーが優れているのになぜでしょう。これはひとえにビーム品質の問題です。ミサイルを撃墜しようとすると、

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