【1960年代 ウェーバーによる共振型重力波アンテナ】
 重力波を計測しようとした最初の試みはメリーランド大学のJoseph Weberで1960年代のことでした。彼は図に見るようなアルミ製の円柱型アンテナを使いました。正負の電荷で形成される双極子で放出される電磁波に対して、負の質量が存在しない重力波では四重極放射となります。楕円状の輪ゴムが長軸、短軸を交換しながら飛んでくるようなイメージを描くことができます。そのため、巨大なアルミ製のアンテナが重力波に共鳴すると、楕円が伸び縮みするように共鳴的に振動するはずなので、重力波が計測できるという原理でした。

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