【光のモード体積によって変わるミラー曲率】

 TMRの部分を拡大すると、図に見るように、TEM10モードとTEM01モードは微妙にずれており、TEM20, TEM11, TEM02も3つのピークに分裂する。これらの周波数から求めたミラー曲率を表にまとめたが、これら1次、2次の横モードはすべてちがったTMR周波数を持っており、そのモードが感じているミラーの曲率半径はわずかに異なる。TEM10,TEM20方向では1008mm強、それに直交するTEM01, TEM02方向は1007mm弱とわずかに軸対称性からずれていることが観測された。これが本当に幾何学的、機械的は曲率半径そのものかどうかは現時点で不明だが、レーザー光のTEMモードは電磁気学に基づく光の電界強度分布なので、それらにミラーが与える影響であることは間違いない。

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