【FP共振器の特性パラメータ】

 シャルル・ファブリ   アルフレッド・ペロー

 

 超低損失ミラーの開発を進めるには、それらで構成されたFabry-Perot共振器の特性パラメータの関係を知ることが重要です。Fabry Petot共振器は1899年にシャルル・ファブリとアルフレッド・ペローによって発明された干渉計で、2枚の平行に置かれたミラーで構成され、エタロンとも呼ばれます。FP共振器の特性パラメータをまとめると右図の通りになります。

  FP共振器に影響を与えるのは強度反射率R、透過率Tと損失係数Aの3つです。損失には吸収損失と散乱損失が含まれますが、共振器特性から見た場合、吸収か散乱か、損失の原因が違っても、光子、光エネルギーがレーザー光から失われるという意味では同じで、FP共振器に与える影響も区別されません。そのため、すべての要素を加えると、R+T+A=1の関係が成り立ちます。

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