単パルスを生み出す2つの方法

【単パルスを生み出す2つの方法】

 レーザーを特徴づける特性は、時間、空間、周波数という基本的空間で、他の方法では 達成できない極限特性をもつことにある。フェムト秒、ミクロン直径、サブヘルツの周波 数純度は、他の方法では達成不可能で、だからこそ、レーザーは特別の存在として認めら れ、1960 年代には 20 世紀 3 大発明の一つと認められ、20 世紀後半のノーベル賞の多くに はレーザーやレーザーを使った研究が多数を占めるようになりました。レーザーが発生す るエネルギーそのものはそれ程大きなものではありません。それが他の方法では達成でき ないくらい高い電界強度を実現し、光による高エネルギー科学や、真空から物質創生をする研究が可能になったのは、超短パルスにエネルギーが圧縮されるからで、超短パルス発生技術の発展はレーザーそのものの発展ともいえるでしょう。