【希土類添加レーザーを中心においた世界観は正しいか?】
 こうしてみると、我々は希土類添加レーザーを固体レーザーの中心においた世界観にとらわれているような気がする。それは正しいだろうか。再検討が必要に思えるようになった。
 希土類元素のど真ん中に存在する Nd イオンは、外殻電子によってシールドされた 4f-4f 光学遷移を利用しているので、固体中の気体原子のように原子の能力を最大限に発揮する。周囲の結晶場の影響を受けないので、遷移確率が大きく、フラッシュランプ励起の時代、高出力レーザー開発の主役をになった。そして、そのエネルギー準位が4準位システムなので、現在でも高効率レーザーの代表として活躍している。

無料ユーザー登録

続きを読むにはユーザー登録が必要です。
登録することで3000以上ある記事全てを無料でご覧頂けます。
ログインパスワードをメールにてお送りします。 間違ったメールアドレスで登録された場合は、改めてご登録していただくかお問い合わせフォームよりお問い合わせください。

既存ユーザのログイン
   
新規ユーザー登録
*必須項目