【メガワット化学レーザー】
 1990 年 12 月 14 日、米国サンディエゴで開催されていた LASERS’90 において、人工衛星のリフトアップ用レーザーについて米ソの巨大レーザーが発表されるワークショップが開催された。時はちょうどレーガン大統領からジョージ・ブッシュに移行して 2 年近くになり、ソ連が崩壊しようとしているときで、米国はソ連の軍事技術を値踏みしているときだった。そのワークショップで公開され、比較されていたのは、メガワット巨大レーザー技術で、軌道が低下してきた人工衛星を地上からのレーザー照射で持ち上げる Satelite liftup 用レーザーの比較をするものだった。米国からは Rocketdyne などで開発しているHF(2.7-2.9mm)、DF(3.5-4.1 mm)レーザーが発表され、ソ連はクルチャトフ研究所で稼働している CO2 レーザーで対抗していました。

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