【ガスダイナミックレーザー GDL】
 同じ頃、気体レーザーなのに放電励起を使わないガスダイナミックレーザーが登場しました。励起といえば、レーザー上順位の分子数を増やす作業をいいますが、実際は上順位を増やすことと、下順位を減少させることは反転分布の形成という意味ではまったく同等です。この点では、気体レーザーの分野でも3 準位レーザーから 4 準位レーザーへの発展のような変革が起こっていました。ただ、通常の状態では上順位は下順位に比べて分布数が少ないという熱分布にしたがっているため、上順位に励起する(ポンピングする)必要があるわけです。まさにポンプで上順位に水を汲み上げるイメージです。
 上記の考えは、最初の温度が室温であることを前提としています。

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