【大型干渉計によるモード体積依存損失】
超平滑研磨技術、イオンビームスパッタリング技術が進歩して、国産ミラーで重力波用の安定化レーザー、モードクリーナー共振器、主干渉計の光学ミラーを国産化できる目処が立ったところで、光学定盤上での研究室条件と国立天文台に設置した20m大型干渉計に同じ品質のミラーを導入した結果を比較検討した。その結果を右図に示した。両者の品質はほぼ同程度だが、干渉計の規模の違いから、共振器モードのビームウェスト径が0.82mmと4.4mmと大きく異なる。大型干渉計ではモード体積が大きくなるので、干渉計用のミラーもその大きなビームに対する特性が必要になる。
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