フェムト秒レーザー質量分析法(femtosecond laser mass spectrometry:FLMS)とは
フェムト秒レーザーで原子や分子をイオン化し,飛行時間型質量分析計(time-of-flight mass spectrometer:TOFMS)でそのイオンを検出する.フェムト秒レーザーを用いたイオン化は効率良く親イオンを生成でき,高感度である.イオン化に至る過程は共鳴多光子イオン化,あるいは光の電界によるイオン化が考えられる.ハロゲンを含む励起状態の寿命の短い分子,ニトロ基を含む不安低分子などの検出に過している.