波長多量用光ファイバアンプ(Wavelength-division-multiplexing optical fiber amplifier)とは
エルビウムイオンなどの希土類イオンをドープした光ファイバを用いて,多重化された多波長信号を一括して増幅する光ファイバ増幅器.最も一般的なエルビウムドープファイバの増幅帯域は,1530 nmから1565 nmまでの35 nm程度で4 THz以上の広い増幅帯域がある.この増幅帯域内に数十から百波程度の信号光を多重化して,一括増幅がおこなわれる.波長多重光ファイバアンプは,波長多重伝送システムに用いることでTbit/sを超える超大容量伝送を可能とし,また,光レベルでのクロスコネクトや分岐挿入を含む光波ネットワークの実現手段としても期待されている.→1.6 μm帯希土類ドープファイバアンプ