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桂イノベーションパークの研究棟で、紅光響と石英すみれはレーザーによる非接触電力伝送技術の研究施設へと案内された。
むき出しの処理装置が積み重ねられ、その脇ではプリンターが測定結果を吐き出している。
(光源モジュールから受光ユニットに出力された光エネルギーは、利得媒質[オプト・クリスタル]内の変換装置によって《魔光》に変換される)
リュックサックに潜り込んだまま媒質通信[オプト・リンク]を飛ばす《アンコ》の声が、響とすみれの脳内に響く。
(故に自己制御[セルフ・ガバナンス]型の群[スウォーム]兵器《ジェイド》は、バッテリー交換などのメンテナンスは不要だ。
光さえあれば半永久的に活動できる……)
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