レーザーの基礎をゼロから解説
半導体レーザー(LD)を除くレーザーはレーザー媒質と励起光源から構成される。励起光源には希ガスフラッシュランプと半導体レーザーが用いられているが、ここではそれぞれの違いについて簡単に説明する。
フラッシュランプ励起方式は安価で高出力が得られるが、発光スペクトルが紫外域から赤外域の広範囲にわたるため、レーザー媒質の吸収スペクトルとの整合性が悪くレーザー媒質への熱負荷も大きい。
1980年代にはLDの高出力化、高効率化、長寿命化が進み、LD励起の固体レーザーが発展した。LDは発光スペクトルが狭いため、媒質の特定の吸収遷移のみを選択的に励起することが可能で、高い吸収効率が得られる。また、LDはコヒーレント光であるため、集光性に優れ高密度励起が可能となる。