地下施設より浮上した爆縮特務艦《エスピランサ》は、いよいよ舞鶴港湾施設にその姿を現したのだった。
その外観は流線型をしており、カラーリングも純白の船体に紅い血流のようなラインが走っていた。船体後部には、反射装置(リフレクター)が折りたたまれており、尻びれのように伸びていた。
艦橋構造部には光子位相変換砲や超アクティブレーザー砲といった砲塔が鎮座し、艦首上甲板部分には光子魚雷(フォトントーピドー)の垂直打上装置が並ぶ。
「敵、核攻撃開始まであと20(フタマル)!」
戦術オペレーターに応えるように、冷泉艦長は、
「全艦、攻撃準備。全砲門を開け。光子位相変換砲及び光子魚雷(フォトントーピドー)、エネルギー装填!」
と令する。
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