光が一秒間に地球を何周するかご存知だろうか?一秒間の間に、自動ドアが開く間に、地球を7周半も回ってしまう。カップラーメンを待つ間に1,350周である。そんな想像もできないような大きさをもつ光速が計算されたのは1675年の事であった。
オーレ・クリステンセン・レーマー

光の速度を世界ではじめて計算したのはデンマークの天文学者であるオーレ・クリステンセン・レーマーである。彼はコペンハーゲン大学の教授であり、ルイ14世の家庭教師やデンマークの王立天文台長を務めた。小惑星クリステンセンの名前の由来となり、デンマークの旧貨幣にも印刷されるなど名実ともに優れた人物であった.

オーレ・クリステンセン・レーマー

レーマーは木星の衛星である衛星イオの食(天体の動きに伴う光の強さの変化)が周期的に変化することを発見した。これを木製から地球に光が届くまでの時間差によるものだと考えたのだ。そのデータを用いて計算した値をもとに光速を計算し、衛星イオの食が前回から10分遅れることをフランス科学アカデミーの場で予言した。そして、完全に10分ではなかったもののその予言を的中させるのである。

オーレ・クリステンセン・レーマー

レーマーの計算した光速の値は214,300 km/s であった。実際の光速は 299,792 km/s とおおよそ正確な値を計算できていたことがわかる。
このように、一つの発見が大きな成果につながることは科学史上で何度も起こってきたことである。私たちも一つ一つの発見を見逃さず、その現象が何を示しているのか向き合う姿勢が必要とされるだろう。

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