電波及び磁場が規則的な方向にのみ振動する光を偏光という。これに対して、自然界の光はその振動に規則性がないため非偏光などといわれる。地面や建物、水面などによって乱反射された自然光により眩しく感じることや、視界がにじむことがある。これを防ぐために、乱反射光をカットし、特定の偏光のみを透過する偏光レンズというものが用いられている。以下の図は左が自然光による見え方、右が偏光レンズ透過後の光による見え方である。
偏光についての最初の発見はフランス人のエティエンヌ=ルイ・マリュスによるものだった。陸軍技師としてナポレオンが従える軍隊に所属していたマリュスは、後に物理や数学の研究を行うようになった。
特に光についての研究を行い、偏光板を通った光の強度変化についての法則を発見した。その法則は現在、マリュスの法則といわれ以下の式で表される。ただし、I0は偏光子投下後の光強度であり、θは偏光子に対する検光子の回転角である。
無料ユーザー登録
続きを読むにはユーザー登録が必要です。
登録することで3000以上ある記事全てを無料でご覧頂けます。
登録することで3000以上ある記事全てを無料でご覧頂けます。
- @optipedia.info ドメインより登録の手続きを行うためのメールをお送りします。受信拒否設定をされている場合は、あらかじめ解除をお願いします。
- Gmailをお使いの方でメールが届かない場合は、Google Drive、Gmail、Googleフォトで保存容量が上限に達しているとメールの受信ができなくなります。空き容量をご確認ください。