プリュッカーはドイツの物理学である。ハイデルベルク大学、ベルリン大学、パリ大学などで数学を学んだ後、解析幾何学についてまとめた本を執筆している。物理学に取り組み始めたのは40代に入ってからであったが、陰極線の蛍光作用を発見している。
大型真空管の中に十字形の電極を封入し放電してみたところ、放電していない側のガラスにその十字の影が生じる事を発見した。これは陰極線がガラスに当たって蛍光を出していることによって生じる影だと考えたプリュッカーは、ガラス管内に蛍光作用のある物質を塗布し、陰極線の蛍光作用を確認した。
プリュッカーの発見に続いて陰極線の研究を続けたJ•Jトムソンが陰極線を負の電荷を持つ未知の粒子であるとした。実はこの粒子が現在電荷と呼ばれている粒子である。陰極線は現在では電子線あるいは電子ビームと呼ばれる事が多い。
初期のテレビではブラウン管を用いて陰極線を制御することにより像を作っていた。他にも、半導体のパターン描画工程には電子線描画装置(EB)が用いられており、微細加工の技術にも応用されている。上の図は実際の電子線描画装置である。
参考
Wikipedia
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