光の回折とは非常に小さい隙間を通過した光が波長の長いものから外側に回り込むように折れ曲がる現象のことである。
雲が薄く広がっていたり、霧がかっている日に太陽の回りに丸く虹がかかったように見えることがある。この光の輪っかを光環というのだが、回折による現象であることが知られている。回折はどのようにして発見されたのだろうか・・・
図1.光の回折
光の回折はイタリアのフランチェスコ・マリア・グリマルディにより発見された。グリマルディは絹商人であった父の下、経済的に豊かな家に育ち、ボローニャ大学の教授、イエズス会の司祭として17世紀を生きた科学者である。光の回折以外にも落体の自由落下や月の表面について研究を行い、ニュートンやホイヘンスなど多くの科学者に影響を与えたといわれている。
図2.フランチェスコ・マリア・グリマルディの肖像画
無料ユーザー登録
続きを読むにはユーザー登録が必要です。
登録することで3000以上ある記事全てを無料でご覧頂けます。
登録することで3000以上ある記事全てを無料でご覧頂けます。
- @optipedia.info ドメインより登録の手続きを行うためのメールをお送りします。受信拒否設定をされている場合は、あらかじめ解除をお願いします。
- Gmailをお使いの方でメールが届かない場合は、Google Drive、Gmail、Googleフォトで保存容量が上限に達しているとメールの受信ができなくなります。空き容量をご確認ください。