太陽や月明かり、ランプの灯、海が反射する光・・・光は遥か昔から人間の生活に普遍的に存在しているものであった。私たちは光がなければ何も見る事ができない。また、人間は身の回りの情報の約90%を視覚から得ているといわれる。光は私たちの周りに当たり前に存在すると同時に科学者の興味の対象でもあった。光は古代から重要で興味深いものとして研究されてきたのである…
図1.オックスフォード大学自然史博物館にあるユークリッド像
ユークリッドはB.C.330~275年頃の古代ギリシャ時代を生きた数学・天文学者であるといわれる。
彼の最も有名な著書(共著者の一人といわれる事もある)『原論』は幾何学や比例論について示した全13巻からなり、現代の数学にも通じる数学を展開している。20世紀初頭まで数学の教科書の一つとして扱われていたというから驚きだ。2000年以上もの間数学の第一線で活躍したこの本は聖書に次いで西洋で最も翻訳され、出版された書物だと評される。
図2.『原論』の最古の写本[1]
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