導電性媒質中には多くの自由電荷が存在する。金属の場合、電荷は電子であり、その流れが電流である。
印加電界E によって生じる電流密度は σ E で与えられる。σは媒質の導電率である。誘電体ではσ = 0 であるのに対して、金属では有限な値となる。
理想的完全導体は無限大の導電率をもつ。この場合、復元力や固有振動数・吸収はなく、電子は再放射するだけである。
実際の金属では、伝導電子が熱的揺らぎのある格子や欠陥と衝突して、電磁エネルギーを不可逆的にジュール熱に転化する。

参考文献

E. Hecht 著、尾崎義治・朝倉利光 訳「ヘクト 光学 I 」第9版 丸善(2013)

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