NA(Numerical Aperture)は、開口数と呼ばれ、レンズ、特に顕微鏡で使用する対物レンズで、よく用いられる指標である。NAは図1のように半角θを用いて次式で定義される。


(n: 媒質の屈折率)

図1: NAの定義

NAは収差がない場合の光学系の集光限界、つまり回折限界の集光径(エアリーディスク)と密接に関連し、その集光径をdとすると、次式が成り立つ。


(λ: 波長)

なお、このdを光学系の分解能とよぶ。この式からわかるように、NAが大きいほど光学系の分解能が高くなる。また、NAは実効FナンバーFeを使って表すこともでき、その場合は以下の式となる。

例えば、Fナンバー1.4のレンズで無限遠を撮影すると、

となる。上記のNAの定義式から、屈折率をn=1として

となり、光の集光半角は21°と計算することができる。