屈折率分布レンズ

レンズ表面の屈折を利用しないレンズとして、屈折率分布(Gradient index, GRIN)レンズというものがある。このレンズは、内部に屈折率の勾配をつけることによって、光を曲げて結像作用を持たせている。内部にいくほど屈折率を高くするように作製すると、図1のように光を集光することができる。

図1: 屈折率分布レンズ

回折レンズ

回折レンズは、レンズ表面に微細パターンを施したレンズである。この微細パターンによって光が回折され、レンズと似た作用を生じさせることができる。図2はフレネルゾーンプレートと呼ばれる回折レンズで、同心円の微細パターンが施されている。この回折レンズは凸レンズと同じように光を集める作用がある。

図2: フレネルゾーンプレート

回折レンズは干渉縞を記録する方法と、フォトリソグラフィと呼ばれる手法で作製することができる。なお、フォトリソグラフィは半導体の作製で利用されている技術である。回折レンズはスーパーマーケットのレジにある、バーコード読み取り装置やレンズが使用できない装置に応用されている。