図1のように、物体側で主光線が光軸と平行な場合を物体側テレセントリックといい、レンズの後側焦点に絞りを配置することで実現できる。

図1: 物体側テレセントリック

物体側テレセントリックになっている光学系は、物体とレンズの距離が変化しても像のサイズが変化しないという特徴がある。そのため、寸法計測などに使用される。

図2: 物体側テレセントリックと通常の結像の比較

像側で主光線が光軸と平行な場合を像側テレセントリックといい、絞りと像面の間にある、レンズの前側焦点に絞りを配置することで実現できる。また、物体側と像側で、ともに主光線と光軸が平行な場合を両側テレセントリックという。この光学系は、絞りの前後にレンズを配置し、各レンズは絞りから焦点距離分だけ離して設置する。

図3: 像側テレセントリック

図4: 両側テレセントリック

半導体製造に使用される露光機(ステッパー)では、像側でテレセントリック光学系が用いられる。これは、レンズと像面の距離が多少変化しても、像の寸法が変化しないためである。