太陽や電球、蛍光灯などの自然に存在する光は、光の振動面と、その面内における振幅や位相、振動数などがあらゆる方向に煩雑に分布している。一方で、レーザー光は波長と位相がよく揃った単一周波数で、鋭い指向性を持つエネルギー密度の高い光である。自然光とレーザー光の違いを簡単に図に示す。
レーザー光は自然には存在せず人工的に生み出す必要がある。その条件は、第一に強い光が発生すること、第二にこの光が新しい光を誘導的につくり出すこと、第三にその光を光学的に増幅して強烈なビーム光として外に取り出せることである。
レーザーは集光点において超高温状態をつくり出すことができ、この特長を生かして核融合反応を起こすことができる。水素のレーザー核融合では、プルトニウムなどの核分裂と違い放射能を撒き散らさないという特長を持つ。
図 自然光とレーザー光の違い
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