SPIE業界レポートから読み取る市場成長

ピーター・フレッティ

継続的な成長は常に刺激的であり、オプティクス・フォトニクス業界はますます活気づいている。製造業者は多くの課題に直面しているにもかかわらず、水平展開が進むグローバル市場において、着実に成長を遂げている。
 SPIE(国際光工業会)業界レポート2022年秋の最新情報によると、核となるフォトニクス市場は2020年に初めて3000億ドルを超え、その後、CAGR(年平均成長率)7.5%で成長した。さらに、2022年の世界のフォトニクス部品の収益が3090億ドルから3250億ドルになると予測を改めている。新しいレポートは、SPIE が50か国に及ぶ4842社の世界規模の製造企業から得たデータに基づいて結論を導き出している。これらの企業は、主要なフォトニクス部品を製造し、世界中で120万人以上を雇用している。数字を国別に分類すると、日本、米国、中国、韓国が収益の大部分を占めており、米国と日本を合わせると、部品総収益の55%以上を占めている。
 SPIEレポートは、光学及びフォトニクス企業全体の従業員1人あたりの平均収益に関する洞察も提供している。この数値は、企業が従業員をどれだけ効率的に活用しているかを示す指標として機能し、従業員1人あたりの収益が比較的高いということは、活用効率が高いことを示している。大規模なフォトニクスコミュニティの従業員1人あたりの収益を見ると、その範囲は従業員1人あたり10万ドルから100万ドル以上までさまざまではあるが、従業員1人あたりのおおよその平均収益は24万ドルである。

(もっと読む場合は出典元へ)
出典元
http://ex-press.jp/wp-content/uploads/2023/03/044_spie_industry_reports.pdf