非線形メタサーフェス強化版IRイメージングを可能にする

ライダから食品品質制御まで、IRイメージング技術は、ますます需要が高まっている。従来のイメージング法では、進歩が難しくなっている。最終的に可視光の透過を阻止し、「正常な」視覚を乱すからである。現在、研究者によると、より透明で効率的なIRイメージングが可能である。
 豪オーストラリア国立大のチームは、英ノッティンガム・トレント大などの研究者と協力して、小さな、超薄、透明半導体ナノ結晶でできた非線形メタサーフェス(超薄サブ波長スケール層)を利用したIRイメージングを実証した。研究では、チームは、「和周波生成SFGプロセスに関わる周波数のすべてでフィールドを強化する複合共振メタサーフェス」を設計した(1)。
 メタサーフェスは作成されて透明ガラスへ移転され、ガラス表面にナノ結晶層を形成した。
 研究では、分解能/解像度テストターゲット(Siemens-star target)のIR画像がメタサーフェスを照射した。第2ビームがターゲットのIR画像と統合された。SFGプロセスを通して、これが、可視波長550nmにアップコンバートされた。これら可視グリーン画像は、従来のカメラで撮られ、「ターゲットがIRビームの経路から完全に除去され、メタサーフェスからのSFGエミッションが観察された場合を含め」、ターゲットのさまざまな横位置に対応づけられた。チームは、画像が可視スペクトルに完全に再現されたことを確認した。メタサーフェスの独立したナノ結晶によってアップコンバートされるIR信号ビームの異なる部分は考えない。

(もっと読む場合は出典元へ)
出典元
http://ex-press.jp/wp-content/uploads/2022/01/008_wn_ir_imaging.pdf