高解像度ライトフィールドプリントは2Dから3Dへ
シンガポール工科大(Singapore University of Technology and Design:SUTD)の研究者らは、2Dイメージングの固定された外観を越える方法を開発した。
チームはナノスケールの3D印刷技術を使用して、構造色ピクセルアレイの上に配置されたマイクロレンズアレイで構成される、高解像度のライトフィールドプリント(LFP)を作成すること
ができた(1)。研究者らによると、LFPが基本白色光で照らされると3D画像が表示される。その画像は「裸眼立体視」であり、特別な眼鏡をかけなくても見ることがでる。この研究では、研究者がさまざまな角度から画像を見ると、その外観が変化した。これはLFPに別の3D視覚効果を与えた(図1)。
「染料を使わず、マイクロレンズにカラーピクセルを手動で位置合わせする必要なしに、3Dプリンティングを使って、マルチカラー LFPを1つのステップで完全に作成するのはおそらく初めてだ」と研究の主任研究者であるSUTDのジョエル・ヤン准教授(Joel Yang)は言う。
超現実的な3D画像を表示するためには、高解像度のLFPが必要であり、チームは25400dpiという最大ピクセル解像度を達成したと付け加えた。ヤン准教授によると、これは、民生用インクジェットプリンターのピクセル解像度である、約1200dpiを超えているということだ。
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出典元
http://ex-press.jp/wp-content/uploads/2022/01/009_wn_3D_imaging.pdf