光トラッピング、周波数倍増フォトニック結晶は初
周波数の上昇と非線形周波数変換オプティクスのサイズ縮小により、オプティクスはバイオセンサから分光計、量子光システムまでのデバイスでの利用が容易になり、拡大している。周波数2逓倍など、光周波数変換は、通常バルク形態、非線形光学結晶を用いて行われる。このプロセスの微小化は、バルク結晶を非線形光学材料でできたフォトニック結晶(PhC)で置き換えることで可能になる。しかし、そのような二重共鳴デバイスは、元の光と周波数変換された光の両方にフォトニックバンドギャツプがあることから不可能だったので、PhCベースの微小周波数変換の設計はできなかった。
米スタンフォード大と伊パヴィア大の研究者が、この問題を解決する2パート形態のPhC構造作成設計指標を開発した(1)。2つのバンドギャップを持つ二重共鳴を実現するPhCを作るのではなく、研究者たちは、従来型バンドギャップにより基本周波数を閉じ込めるとともに「連続体束縛状態」(BIC)を利用した2倍周波数を閉じ込める。そのような状態は、たとえその周囲のすべての周波数が解放されているとしても、局部的な単一周波数である。BICは、散乱と干渉が束縛状態を作る特殊なタイプの共鳴である。
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出典元
http://ex-press.jp/wp-content/uploads/2019/11/011_wn_nonlinear_optics.pdf