電気的に2ジオプター変化する液晶コンタクトレンズ

焦点を電気的に変化させることができる液晶(LC)眼鏡の一部はすでに市場に出回っているが、多くのタイプはまだ開発中である。そして、視力矯正に向けたLC技術進歩の次のステップは、可変焦点のLCコンタクトレンズを作製することである。課題は、無線による電力供給や、眼球の表面に置かれたレンズの制御だけではない。イメージを高品質に維持し、印加電圧を妥当なレベルにまで下げながら、どのようにして効率よく焦点を変化させるかという問題がある。
 バングラデシュのダッカ大(Uni­ver­sity of Dhaka)、英マンチェスター大(University of Manchester)、英リーズ大(University of Leeds)の研究者らは、ホメオトロピック垂直配向であるLC配置としたLCコンタクトレンズの開発に取り組んでいる。この配置は、シンプルな構造と低い印加電圧で、高い光学品質を作り出す。
 コンタクトレンズの場合には屈折率だがLC素材が2枚のプラスチックの間にあるLCデバイスは、通常、光学パラメータを変化させるとき、電気的に切り替えるLC素材の指向性に依存する。そのため、LC素材はガラスの片面もしくは両面に配置されなければならない。

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出典元
https://ex-press.jp/wp-content/uploads/2015/07/LFWJ1507_wn3.pdf