産業用途に最適なハイパフォーマンスレーザ

加藤 まどみ

ショートパルスファイバレーザ「 helix」、ファイバ付 LDモジュール element®

米nLIGHT社は、ショートパルスファイバレーザ「helix」を発表した。高出力・高効率、高信頼性nXLT™シングルエミッターレーザダイオードとnLIGHT社特許のカイラル結合コア(3C®)ファイバテクノロジーを採用した、高ピーク出力、短パルス、ビーム品質に優れたパルスファイバレーザである。本機の特徴である3C®ファイバは、メインコア/へリカルサイドコアの構造特性によりラージモードエリア(LMA)ファイバの限界を克服。非線形効果の閾値低減による高ピーク出力化と、高次モードを抑制することで回折限界に近い優れたビーム形状、ビームポインティング、出力安定性を両立する。
 また、helixは、パルス安定性の高い半導体レーザシーダによるバーストパルス機能を搭載しており、多様な加工材料に対して最適な加工プロセスを提供する。helixは、コンパクトなオールファイバ構造による安定性の高いピコ秒パルスレーザとして、高精度な微細加工アプリケーションのための費用対効果の高いソリューションを提供する。
 仕様は発振波長:1064±2nm、パルスエネルギー:15μJ、最大ピーク出力は300kW、最大平均出力および最大繰返し周波数:15W(1MHz)と25W(1.7MHz)の2モデル。ビーム品質M2:1.2 (典型値)。出力安定性:≦2%rms。パルス幅:50ps〜400psにて選択が可能。オシレータ周波数:10MHz〜100MHzにて選択可能。バーストモード:最大30パルス(15Wモデル)と最大15パルス(25Wモデル)。

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出典元
https://ex-press.jp/wp-content/uploads/2015/03/LFWJ1503_High_Performance_Laser.pdf