WDM対応のマルチプレクサを実現したマルチモードシリコンフォトニクス

広帯域光通信とチップベースの集積シリコンフォトニクスアーキテクチュアは、一般に、シングルモード波長分割多重(WDM)装置に合わせて動作するシングルモードファイバを使用するが、マルチモード通信(およびマルチモード集積フォトニクス)はマルチモード光ファイバを使用し、マルチコアファイバにおける空間分割多重と数モードファイバにおけるモード分割多重を経て進歩を続けている。
 シングルモードファイバにおいて密集したWDMで情報をエラーなしで伝送するには、WDM装置は低クロストーク性能が必須になる。それゆえ、一般に、高次モード間クロストークのマルチモードWDM装置で真のマルチモード分割多重(MDM)通信が実証されることはなかった。しかし、米コロンビア大のケレン・バーグマン氏(Keren Bergman)のグループと米コーネル大のミハエル・リプソン氏(Michal Lipson)のグループは互いに協力して、将来のマルチモードシリコンフォトニクスの可能性をドラマチックに改善し、低モードクロストークで、低損失のオンチップWDM対応のMDMを実証した。

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出典元
https://ex-press.jp/wp-content/uploads/2014/07/822b1de9300a52c130e85d4dab18df4f.pdf