InterOpto 2012/ BioOpto 2012

ハイパワーYb:KYWレーザ


ロシアのSOLAR LS社がハイアベレージパワー(1W)Yb:KYW フェムト秒レーザを開発し、株式会社インデコで販売を開始した。レーザは基本波(1040nm、1W)、2倍波(520nm、0.2W)、3倍波(346nm、0.1W)モデルを取り揃えており各種実験等で便利に使うことができる。今回の展示会では実機の展示を行うため、Yb:KYWフェムト秒レーザをじかに体感することができる。

光学ケージシステム


TECHSPEC光学ケージシステムは、精密なロッド、プレート、及びマウントで構成され、カスタマイズや改造可能なオプトメカニカルシステムの構築を可能にする。システムデザインの変更は、光学マウントやアングルブラケットなどのシステム構成部品の位置を変えたり、追加したりすることで簡単に行える。各部品は個別に購入でき、光学系のカスタマイズや改造にも優れ、プロトタイプ用に最適。ケージシステムの構成部品は、高い耐久性を有するだけでなく、他社製ケージシステムよりも厳しい公差、より高い剛性、より優れた柔軟性を備える。業界最高のコストパフォーマンスを誇り、スムーズな移動、精密なアライメント、また正確性の向上を保証している。

パワーメータ・ビームトラック


オフィール社のレーザパワーメータ、ビームトラック(特許取得済み)は、ディスプレイとセンサの1セットでビーム位置、ビーム径、レーザ出力の測定が可能。IRカードやビューアを使用せず、入射位置を容易に再現でき、ビームのゆらぎやビーム径の変化をモニタリングすることも可能。ビームトラックセンサシリーズは、パワーレンジ100μW〜150Wから選択でき、ビーム位置測定精度0.1mm、ビーム径測定精度±5%となっている。高性能レーザ出力解析ソフトウェアStarLab付属。

ピコ秒パルスレーザ


信頼性の高い産業用固体レーザのトップメーカとして多くの実績のある独フォトンエナジー社がピコ秒レーザ「ケフェウス」の販売を開始する。
 特長は、完全空冷でメンテナンス性が飛躍的に向上。出力、繰り返し周波数を実用範囲に絞り込むことにより、コンパクト、低価格を実現した。
 仕様はモードロックNd:YVO4、基本波・ 出力12W、パルス幅10ps、パルスエネルギー120μJ@100kHz、繰返し周波数20〜500kHz。

DVI延長機


Opticis社の光DVI延長機 DVFX-110は光ファイバー1本伝送。SC コネクタ付マルチモードファイバーで500mまで、シングルモードファイバーで1.5kmまで延長可能。解像度はWUXGA及び1080Pまで。セルフEDIDプログラミング、HDCP非対応。光パッシブスプリッタOPS-116Sと、トランスミッタ1台、レシーバ16台との組み合わせで1×16分配まで可能で、トランスミッタとレシーバを1対で使わずに済みコストダウンになる。

レンズ自動外観検査装置


現在、レンズの外観検査方法は、人による目視検査が一般的である。しかし、人による検査では、検査員の裁量による判断が大きく、人により基準のバラツキがあり不良品を流出させてしまう可能性がある。また、コスト面でも人件費という大きなボトルネックとなっている。
 この現状を打破し、生産現場に革命を生むために“レンズ自動外観検査装置”を提案する。

ワイドチューニングフェムト秒レーザ


InSight DeepSee は、従来の超短パルスレーザーの波長可変領域を約2倍に拡大し、680〜1300nmのシームレスな波長可変に革新的な郡速度分散補正制御を搭載した、ワイドチューニングフェムト秒レーザシステムが実現。短パルス、高ピークパワーにより、極めて深い生体の鮮明な多光子イメージングが得られる。また全自動で操作性に優れ、次世代バイオイメージングの標準ツールとして研究をサポートする。展示会では、実機のデモンストレーションを行う。

タイムデジタルコンバータ


アジレント・テクノロジーのタイムデジタルコンバータ「U1051A(TC890U)、U1050A(TC840、TC842)」は、光センサなどの出力に接続して、レーザー等のスイッチング周波数の安定度測定、高分解能な位相差測定、タイムインターバル測定に最適である。独立した複数チャネルのストップウォッチ機能(TC890: 6ch、TC840、TC842:12ch)を持ち、スタートイベントからストップイベントまでの正確なタイミング測定を高分解能(TC890、TC840:50ps、TC842: 5ps)で実行できる。

コンパクトレーザコンバイナ


バイオ・理科学・OEMに最適な多彩な商品群をラインアップしているOmicron(オミクロン)社のコンパクトレーザコンバイナは、次の7つの特徴を有する。①2台、4台、最大6台のレーザー搭載可能 ②26波長から異なる組合せ可能 ③偏波面保存シングルモードファイバー接続可能 ④自然空冷(冷却ファン無し) ⑤小型一体整形の頑強なハウジングボックス ⑥制御用ソフトウエア付属 ⑦フィールドでのレーザアップグレード可能。
 また、その用途は、フローサイトメトリ、共焦点顕微鏡、オプトジェネティック、マシンビジョン、リプログラフィック、テストと測定である。

光波面制御モジュール


光波面制御モジュールは高速移動する物体に一回のレーザ照射で描画を作製するなど、レーザ光を3次元で多点に集光するためのレーザ応用機器である。現行製品の空間光位相変調器X10468シリーズの機能に加え、入出射光を同軸方向に一体化して小型化しレーザ加工機などへの接続を容易にしたうえ、温度制御機能を新規開発した事で、更に高精度な安定したレーザ加工を可能にした。X10468のラインナップに準拠しており、レーザの波長や加工用途に応じて8タイプを用意し、レーザ加工の高機能化ならびに新規分野の開拓が期待される。

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出典元
https://ex-press.jp/wp-content/uploads/2012/09/201209_0042pp.pdf