ライフサイエンスからレーザ加工まで:フォトニクスの全てが集結

ドイツの新ミュンヘン国際見本市会場において2年に1度開催されるLASER World of Photonicsが、今年5月23日~26日までの4日間開催される。

LASER World of Photonicsは、欧州のみならず、世界のフォトニクス産業を巻き込むイベントである。
 2年ごとの開催のため、前回の開催は2009年6月。まさに世界的な不況の真只中での開催だったにもかかわらず、出展者は2007年の1008社から2009年は1034社と、微増ながらも拡大し、景気の影響をリアルタイムで受けやすい来場者数もほぼ2007年と同じ水準の2万5365名を69カ国から集めて開催された。
 今年は、4ホール、4万2000m2の会場を使用し、2009年を上回る出展者約1100社、来場者2万6000名を予定しているという。また、同時開催されるカンファレンス「World of Photonics Congress」も、基礎研究に重点を置くCLEO Europe/EQEC2011から、レーザ加工やライフサイエンスといったアプリケーションに特化した会議まで、これまで以上に充実したプログラムが予定されている。

注目されるアプリケーション

主催者であるメッセ・ミュンヘンが、焦点を当てるトピックスとして打ち出しているのが、「バイオフォトニクスとライフサイエンス」、「グリーンフォトニクス」、「生産技術用レーザおよびレーザシステム」である。
 バイオフォトニクスとライフサイエンス:同時開催の「World of Photonics Congress」では、この分野に特化したEuropean Conference on Biomedical Optics(ECBO)が予定されている。また、 展示ホールB1では、より実用的な光技術のバイオフォトニクス/ライフサイエンス応用に焦点を当てたフォーラムが企画されている(図1)。

図1

図1 2009年に展示会場で開催された「バイオフォトニクス&ライフサイエンス」フォーラム。

(もっと読む場合は出典元へ)
出典元
https://ex-press.jp/wp-content/uploads/2011/04/8645daa10d032fee85aa1ef63331841e1.pdf