NIR分光法で可能になった複雑で高速な穀物分析

穀物を貯蔵あるいは処理する会社は、小麦の入荷を指示する前にすばやくその品質を決定しなければならず、多くの場合、分光法がその答えになる（LFWJ2007年8月号p.31またはwww.laserfocusworld.com/arti cles/294652を参照）。
　アルゼンチンのテクノシエンティフィカ（TecnoCientifica）社は、穀物を輸出する顧客あるいは原料を処理して植物袖、穀粉および小麦粉を製造する顧客に向けに、分光穀物分析装置を特別製作している。時間と同様に重要なことは、おそらく、大麦の水分や蛍白質含量などの複数成分の決定や大豆中の水分、蛋白質、袖脂などの分析能力である（LFWJ 2007年11月号p.28またはWWW.laserfocusworld.com/articles/305714を参照）。
　テクノシエンティフイカ社のエンジニアは、米オーシャンオプティクス社製の小型分光器と光ファイバを使用して、サンプリング装置、エレクトロニクス、光源、光センサ、オートメーション、センサ制御、センサ、エレクトロニクス、運用ソフトウエアで構成されるシステムを設計／構築した。
　穀物を10インチ長のアルミニウム製タブ型容器の上部に入れる。試料は、特定の穀物にあわせて出ロゲートの開口部を制御するステッピングモータによって調整された速度で、管内を通して落下する。レーザ照射レンジャ（LDR）は、試料を検出し、分析を開始するための信号をマイクロコントローラに送る。
　タングステンハロゲンランプは、コリメートレンズなどのコンポーネントで構成された光センサに組込まれている。オペレータは、穀物タイプに対応する標本IDを入力し、装置は分析過程を自動的に開始し、標本が管の外に出たことをセンサが検出した時に較正された結果が得られる。

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出典元
https://ex-press.jp/wp-content/uploads/2009/08/200908_wn03_1.pdf