目次
1. はじめに
光の電場は、その伝搬方向に直交する面内において、振動の向きに偏りを持つ。これは偏光といい、光の基本的性質の1つである。偏光計測は、単純に光の偏光状態を知るだけでなく、光学素子や様々な材料の構造解析などにおいても重要である。偏光状態を表す方法の1つに、ストークスベクトルがある。ストークスベクトルを構成する4つのストークスパラメータは、実測が可能な光強度から算出される。このため、一般的な偏光計測では、ストークスパラメータの測定が行われる。ここでは、ストークスベクトルについて説明し、その後、実際に用いられている偏光計の原理を簡単に述べる。
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