光ファイバーセンサは電気式センサと比較すると、電源に相当するものが光源、
電流(電子の流れ)に相当するものが光(光子の流れ)、銅線に相当するものが光ファイバーになる。
特徴は以下の通りである。
- 細径・軽量である
- 電子部品を利用しているアクティブセンサと比べて光ファイバーはパッシブセンサであるため高強度・耐久性・耐食性がある
- 光ファイバーは導電性ではないため落雷や電磁誘導ノイズに強い(耐電圧性・耐電磁誘導性)
- センサ部分への給電が不要なため防爆性が高く停電に影響されない
- 計測部と計測器類(光源や受光器)を数十kmまで離すことができるため遠隔計測が可能である
- 光ファイバーの長手方向の分布計測ができる
- 一本の光ファイバーにセンサを直列に接続、または分岐接続することができるため、広範囲で多様な情報を一挙に取得できる
- 安価な通信用の光ファイバーおよび光部品をそのまま利用できるため低コストである
- 情報伝送機器や電源設備、配電線の引き込み等の付帯設備が不要であるため低コストである
- 断線の発生箇所を容易に特定することができる
- 温度、歪み、圧力、振動、電流などの基本的な物理量は全て計測が可能である
参考文献
[1] 光ファイバーセンサー入門、監修 保立和夫 他、特定非営利活動法人 光防災センシング振興協会、平成24年4月24日発行
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