現在、世界の通信トラフィック量は前年比40%の勢いで拡大している。このようなトラフィックの大容量化に伴い、大容量かつ経済的な通信システムが求められるようになった。この要求に答える方法として、複数チャンネルの信号を1本の伝送路に束ねて伝送する方法がある。この方法を多重化と言う。信号の多重化の方法には、波長分割多重、時分割多重、光符号分割多重、空間分割多重がある。

波長分割多重と時分割多重

波長分割多重(Wavelength Division Multiple Access)とは各チャンネルの信号に異なる波長の光を用いる方法である。時分割多重(TDMA : Time Division Multiple Access)は各チャンネルの信号に時間差を設ける方法である。ディジタル伝送では、時分割多重と波長分割多重のどちらかか、両方を併用する。

光符号分割多重

光符号分割多重(OCDMA : Optical Code Division Multiple Access)はチャンネル毎に異なる特有の符号を割り当てる方法である。携帯電話などの無線通信に使われていたCDMAの光ファイバー版である。

空間分割多重

空間分割多重は、一般的にケーブルに収容する光ファイバー芯線数を増やす方法である。WDMA、TDMA、OCDMAと併用される。現在、1本のファイバーにコアを複数造ったマルチコア光ファイバーの研究が進められており、1Pbpsの伝送実験も正孔している。

参考文献

  1. 【OCDMAの解説】J-Net21, “光通信がさらに高速化!「OCDMA」とは!?,” (2009)
  2. 【空間分割多重】 J-Net21, “ペタビット光通信へ!マルチコア光ファイバー,” (2013)