共焦点レーザー顕微鏡の走査方式は主にガルバノミラー方式と二ポウディスク方式の2つがある。以下に2つの方式について述べる。

共焦点レーザー顕微鏡の走査方式

図1:共焦点レーザー顕微鏡の走査方式

ガルバノミラー方式

試料上の一点にレーザー光を集光し、ガルバノミラーやポリゴンミラーなどのスキャナでラスタースキャンする方式。多くの市販の共焦点レーザー顕微鏡がこの方式を用いている。

ニポウディスク方式

ガルバノミラー方式では、構成がシンプルであるが、スキャンに時間がかかってしまうという問題がある。そこでスキャンの高速化のため、ニポウディスク方式が開発された。

ニポウディスクは1883年にドイツでテレビジョン走査用にPaul Nipkowが開発した。ニポウディスクは回転する機構を持つ円盤で、外から中心にかけて螺旋状に穴が空いている。光をニポウディスクに面照射し、ニポウディスクを回転させることにより面全体をスキャンする。

機械的に回転は高速に運動させることができるので、ニポウウディスクではラスタースキャン方式よりも高速で画像を取得することができる。ビデオレートで画像を取得することも可能。現在は光損失を防ぐためにマイクロレンズアレイを組み合わせた方式がある。


本コンテンツは、書籍「皮膚の測定・評価法バイブル」((株)技術情報協会、2013年5月31日発刊)で紹介されました(第5章:皮膚組織の測定がしたい、219ページ)。